動画用の周辺機器、中間報告的な。

動画撮影の状況って、どんどん変わってきています。

 

本職?といいますか、本業で映画やCMなんかを撮ってたりすると全く状況が違うのですが

そう言った方は私の環境なんて全く参考にもならないでしょうし興味もないと思います。

 

趣味の延長、ちょっとしたWEB動画なんかで撮っている人で、どんな機材がいいんだろう?というレベルの人には役にたつかも。

 

カメラ自体のレビューは、例のごとくそう言った記事を専門にしている人のブログの方が専門的で参考になると思いますが、ちょっとした周辺機器とか使い勝手とかの意見交換を求めている人、ぜひ交わりましょう。

 

というわけで前置きはこれぐらいにしておいて

 

 

ハンディで撮影する場合はカメラとレンズだけって方もいらっしゃると思いますが、

ムービー用のカメラはスチルに比べて周辺機器が多く必要。

で、それらをカメラにセットする際に必要になってくるのがリグです。

 

まぁ、絶対ってわけではないのですが、フルセットで考えれば

モニタ、マイク、それらを接続するケーブル、フォローフォーカス、マットボックス、ハンドル、ショルダーアタッチメント、スタビライザー、バッテリー、ストレージなどが挙げられます。

 

カメラ自体の取り付け部は、底面の1/4インチネジ(三脚ネジ)とホットシューくらいですので

リグを介さないとほぼ組めないと思われます。

 

しかしARRIみたいないわゆる超一流品でリグ一式を組むことは現実問題難しいです。

高級外車が買えます。

 

もちろんそこまでいかなくても、ちょっと頑張ってみようって言うなら、

私はREDROCK MICROとかZACUTOをオススメします。

 

モノの精度やパーツの充実度もピカイチです。しかもかっこいいです。

それでも、そこそこ高い(ある程度揃えたら100万前後になってしまいます。)のと

取り扱いが少ない(パーツによってはアメリカからの取り寄せ。)のが難点です。

 

うちでは三脚にセットして撮る場合(最も重装備)はREDROCK MICROです。

自分の撮影スタイルに合わせて、ピント用とズーム用にフォローフォーカス2機、マットボックスは基本的につけっぱなし。あとはBLACKMAGICのモニター(映像確認兼バックアップ)とTASCAMのレコーダー(マイク兼バックアップ)を付けます。

 

肩で担ぐ場合はZACUTOです。

ショルダーアタッチメント、ベースプレート、ハンドグリップなどが秀逸。

軽く締め付けただけでも、多少の重装備でもズレたりしません。

さすがは高いだけあります。

 

ところが、そこまで重装備じゃなくてもちょっとした撮影時に機動力があるリグが必要になりました。

「ちょっとこっちも撮って」って言うときに、メインをバラしたくないからです。

もちろんサブ的な撮影になりますので、そこまで予算をかけられません。

 

いろいろ探してみた結果、価格が安い割に意外と(というと失礼ですが)しっかりしたメーカーがありました。

pc
SmallRig - DIY Camera Rigs, Stabilizers and Other Camera Accessories

カメラごとに設計された専用のケージ(リグの基本になるカメラの枠)の種類が多く、新製品のカメラにも結構早く対応します。人気の機種などに対しては、カメラ自体の発売前にケージの予約販売が始まることもありますので、メーカーのやる気が伺えます。

あとは特筆すべき点だと思いますが、大手メーカーが作っていないような、痒いところに手の届くパーツが多くあります。
これが特に優秀です。
 
カメラ本体のケージは今まで通りで、あらゆるところにネジ穴が切ってあり、ちょっとしたアクセサリーなら場所を気にせず設置可能。
またマウントアダプターを取り付けた際に使用するケージのアタッチメント、形の異なるケーブル固定用のアタッチメント、パーツを取り付けるのではなくきっちり設置するための補強パーツなど、マイナーだけどあったら便利で欲しくなる拡張パーツが充実しているんです。
 
低質な中華メーカーは(具体的には書きませんが)「締め付けても閉まらない」「ネジ穴が死んだ」「素材が弱く本体が曲がった」「厚みが足りずにしなる」「ネジが折れた」などは日常茶飯事ですが、smallrigは違います。明らかに高品質です。
 
メーカーのサイトからの直販もありますし、最新のパーツじゃなければamazonなどにも出品があります。
 
私は、レンズの軸と全体の重心が大きくズレないように、できるだけきっちりとシステムを組むようにしています。
いわゆる三脚に設置する部分を基準にするのではなく、カメラに必要最低限のパーツをケージ煮付けた状態をユニット化し、ユニットごと交換できるようにしておけば、カメラが変わっても差し替えができます。
こうしておけば、全体的には多少大型化してしまいますが、現場での変更に柔軟に対応できて便利です。
今まではカメラ自体をD5かD800かD850に差し替える感じでしたが、
Z7が仲間入りしたと言うのもあってハンディ用のリグはこちらに置き換わりそうな気配です。